経済情報のニュースでよく耳にする円高、円安という言葉。社会人なら知っていて当然のことでしょうが、意味はそのまま円高とは円が高いこと、円安とは円が安ことです。何を基準に安いか高いかは使われる場面にもよりますがニュース番組とかでは前日比という場合が多いです。歴史的な円高という場合は過去の動きの中でも円高の水準ということになります。ちなみに過去の水準から平均的なドル円レートは110円ぐらいだと言われていますので、2008年12月時点でのドル円レートは過去の平均レートからみても円高水準だと言えます。過去最高の円高水準は79円です。現在の金融不安の経済情勢では79円も視野に入っていると言われているぐらい、今後も円高が進行するのではないかと思われます。ただ、一時期のように急激な動きは落ち着きましたので、今後数か月かけてじわじわ円高が進むのではないかと私個人的には思っています。
話が寄り道してしまいましたが、110円が100円になれば円高、105円が115円になれば円安、値段が低くになるのに円高、値段が高くなるのに円安ってちょっと覚えにくいですよね。これは冒頭でも述べたように円の価値の問題ですから、1ドルを110円で買う時よりも1ドルを100円で買えたほうが円の価値が高いということです。反対に1ドルが100円で買えたのに、110円になるということは円の価値が下がった=安くなったと解釈するのです。
このことを踏まえると、円高の時は海外に行けば円の価値が高いわけですから、海外旅行などが割安となります。同じ1000ドルのものでも1ドル110円と100円では1万円お得ということになります。反対に円安の時は海外旅行などは割高感が出ますが、輸出企業などは100円の時よりも110円の時のほうが同じ商品でも10円分高く売れるので円安は収益を増やしてくれます。日本は輸出国なので、円高よりも円安のほうが潤います。したがって現在の円高水準は日本の企業にとっては不利に働いているわけです。今後円高が続くと日本の景気が悪くなるのもそのせいなのです。